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IT先進国政策について


マレーシアは1981年から22年間首相を務めた、マハティール首相が1991年に掲げた、2020年までの先進国の仲間入りを果たすという目標、「WAWASAN2020(ワワサン2020)」(ビジョン2020)を達成するための政策の一つとして「マルチメディア・スーパーコリドー(MSC)」により、新たにIT産業を中心とするサービス、知識集約型産業の育成することを打ち出しました。

そのための国家計画として2012年「デジタルマレーシア」を策定し、デジタル・エコノミー先進国に発展させるための計画として、国民総所得の増加、デジタル製品とサービスの需要拡大、若い世代のIT技術者の育成などに注力するとしています。

MSCの新興都市として、首都クアラルンプール近郊に、パームオイルのプランテーションが広がっていた地域を開発、情報産業都市「サイバージャヤ(Cyberjaya)」が建設されました。
また若いIT技術者の育成にも力を入れ、マレーシア最大手の通信会社テレコムマレーシアは「マルチメディア大学」を設立、人材の需要に備えるべく高度なIT技術者を国内で育成することにも注力しています。

政府の動きとしては2013年、通信マルチメディア省(Ministry of Communication and Multimedia)が設置され、携帯電話やインターネットのサービスエリアの拡大に向け、ブロードバンド普及率の向上やより良いインターネットサービスの提供を全国規模で行っています。

マレーシアのインターネット普及率は、東南アジアのなかでも常にトップであり、有料衛星テレビの普及も200万人を突破しています。市場調査会社カンター・ジャパンによると、マレーシア人のSNSの利用頻度が94.2%、49か国中10位です。日本が最下位の49位であったことから、かなり高い利用率だということが分かります。

理由として労働時間の違いなども指摘されていますが、日本ではテレビ番組に多様性があり、テレビを視聴する人が多いなか、マレーシアのローカル番組はまだまだ夢中になれるような番組が少なく、規制も多いため多くの人がテレビ番組を見て何かが流行するというような現象が起こりにくいように感じます。
多くの日本人がテレビを見ている時間をマレーシア人はSNSを始めとするインターネット利用の時間に充てていることが多いです。そのような背景も相まって、マレーシアのインターネット普及率を押し上げる形となっています。

「ワワサン2020」の結果がどう出るかあと3年と迫ってきました。1991年に提言されたこの計画から26年が経過した今でも、マレーシア政府はMSCにずっと向き合ってきています。
クラウドサービスやビックデータなどのITトレンドに対応しつつ、まだ残る課題をこなしながらMSC計画を実現すべくマレーシア政府は邁進しています。