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マレーシアの祝祭日


多民族国家のマレーシアは、それぞれの祝祭日があり、他民族の祝祭日も大切にしています。

マレー系の最大の行事はハリラヤプアサと呼ばれる、1か月のラマダン(断食)明けのお祭りです。 服を新調し大掃除をして長い休みを迎える、日本でいうお正月です。時期はイスラムカレンダーの月の周期を見て決められます。
他の民族の祝祭日にも共通しますが、「バリッ(戻る)カンポン(村)」と言って、一斉に実家のある田舎へ帰省が始まり家族との再会を楽しむ習慣があります。 この時期にショッピングモールやスーパーへ行くと「バリッ・カンポンセール」などお祭りムードが漂っています。

また、個人宅でも首相官邸でも「オープンハウス」が行われ、マレー系住民は、他民族、他宗教関係なく人を呼び、食事を振る舞いお祝いします。 マレーシア人のホスピタリティの源なのかもしれません。 首相官邸のあるプトラジャヤでも同じくオープンハウスが行われ、一般人でもこの日だけは気軽に訪れ、首相にお祝いの言葉を伝えることができます。 マハティール首相が在位中訪れた経験がありますが、たくさんの訪問者がいる中、高齢の首相が笑顔で握手や写真撮影に応じてくれたことが印象的でした。

マレーシアの約3割を占める中国系の祭日はチャイニーズニューイヤー(旧正月)です。
街は祝い事の色である「赤」一色になり、チャイナタウンの他、各ショッピングモールや街中でもドランゴンダンスやライオンダンス(獅子舞)が見られ、 アクロバティックなショーを開催するところもあります。
ハリラヤと同じく、田舎へ帰省する人が多いため、クアラルンプールから地方へ向かう玄関口や道路は混雑します。
ハリラヤとともにカレンダー上では2日間の祝日ですが、長期で休みを取る人も多く、会社自体が長い休みとしているところも多いです。

そして、人口の約1割のインド系のお祭りはディーパバリです。ヒンドゥー教のお正月とも言われる光の祭典で、1日のみの祝日です。 日本のお正月のようにインドの民族衣装を新調し、ヒンドゥー寺院にお参りに行きます。 上記の2つのお祭りと比べると人口の割合もあって、大移動などの混乱は起こりにくいですが、やはり国をあげて至る所でお祝いムードになります。
ディーパバリの際に各地で見られるのが色とりどりのお米を使ったライスアート「コーラム」です。 ホテルやショッピングモールのフロアにカラフルなコーラムを、砂絵のように作成します。コーラムのある所に幸運がもたらされることを願ったものです。 オフィスビルでも学生たちの作品を目にしたことがありますが、インド系の学生だけでなく、色んな民族が一緒に一生懸命に作り上げていた様子が印象的でした。

いずれの祝祭日も、KLは田舎へ帰省する人たちが多いのでガランとします。会社も長期の休みに入るところも多く、日本人駐在員も休みとなります。 現地の知人の各祭事に参加することも楽しみの一つですし、普段混みあっているKLを堪能できるのもこの時期の醍醐味です。

また、長期の休みを使って日本からは行きにくい、マレーシア東海岸の島へ遊びに行く人も多いです。 マレーシアの三大祭りに加えて、クリスマスも祝日となります。 マレーシアのショッピングモールが年中セールをやっている印象を与えるのは各民族の祝祭を国民全体で祝う傾向が強いためです。 1つの国にいて色んな民族の文化が垣間見ることができる、貴重な経験です。