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マレーシアのイスカンダル計画について


イスカンダル計画とは、2006年、西マレーシア南部、シンガポールとの国境の町でもあるジョホール州を大開発する都市開発計画で、2025年までの20年間で投資総額10兆円超、人口300万人の大都市をジョホール州に建設する一大プロジェクトです。
マレーシア政府とシンガポール政府が共同で開発を手掛ける共同国家プロジェクトで、マレーシア初の経済特区が設けられ、その最重要地区としてジョホール州の新しい街、イスカンダル・プテリ(Iskandar Puteri)(旧称:ヌサジャヤ(Nusajaya))の都市開発が進行中です。

パームオイルのプランテーションが広がっていたイスカンダル・プテリは現在開発が進み、2008年州政府の庁舎「コタ・イスカンダル」が建設されました。
2013年には、アジア初のテーマパーク「レゴランド」が開業、世界的な映画制作会社「パインウッド・イスカンダル・マレーシア・スタジオ」、 日本語が通じる医療施設「グレンイーグルズホスピタル」が2015年に開業などが相次いでいます。
また、イギリスの名門校「マルボロカレッジ」を始め海外の有名な教育機関が「エデュシティ(Edu City)」という街に集約されています。

イスカンダル・プテリは「The World in One City」(一つの都市に世界中のものを集約)というコンセプトのもと、政府、住居、職場、娯楽、商業、教育、医療などが集約され、効率的な都市を目指し計画されています。

次々と開業する施設の種類を見ると、このイスカンダル計画にはいくつかの特色を持って計画が進められていることが分かります。

このプロジェクトは5つに分けられた特色の異なる開発対象エリアを中心に、9つの促進産業を指定しています。それらは、5つの「コア産業」として、電気および電子、石油化学(オイル&ガス)、食品加工、物流、観光、そして4つの「マレーシアの未来を担う産業」として金融・保険・不動産およびビジネスサービス(FIREBS)、クリエイティブ、健康サービス、教育サービスを推進することでプロジェクトを進めていくという方針です。

これだけの巨大都市開発計画をマレーシア政府だけで進めることは難しく、マレーシア政府は多くの海外投資を呼び込んでこのプロジェクトを進めています。
投資額の多い順として、中国、シンガポール、アメリカ、日本、スペイン、ドイツ、オーストラリア、UAE、インド、オランダとなっています。経済特区での法人税の税制優遇政策や、クアラルンプールやペナンに比べると不動産価格が低価格なことも魅力としてアピールされています。
日本人の定年退職者を対象に今までのクアラルンプールやペナンが主だった滞在先を、ジョホール州に目を向けてもらおうという動きも始まっています。

特に問題とされている、ジョホールとシンガポール間の交通問題をスムーズに行うため、両国間を結ぶ高速鉄道を2026年までに完成させるという計画もあります。